第28回
はまっちゃう
一般的に女性は現実的です。
ですから、あまり意味のないことに
はまっちゃう人は少ないですね。
どちらかというとエルメスのバックを集める、
シャネラーになるなど美容に関係することにはまっちゃう。
それだけ美に対する関心があるということでしょう。
対して男性は好奇心を満たすことに
はまってしまう傾向があります。
つまり、知らないことを知るという欲求を満たそうとします。
昆虫少年が虫にはまっているのもその典型で、
男性の場合は大人になってもその対象が変わるだけで、
基本的には変わらないのではないでしょうか。
女性からすると、お金にもならず、
「一体、それを知ってどうなるのか」
ということに情熱とお金を費やします。
ウルトラマンの模型に何十万も費やしてしまうお父さんも
よく家庭不和の問題児としてよくとりあげられます。
それにしても、人は何故はまってしまうのでしょうか。
はまっていることが楽しいという意見もあるでしょう。
しかし、私は気が済まないからはまっちゃうのだと考えています。
気が済んでいたら、辞めているはずです。
女性が美に関係あることにはまっちゃうのは、
ある意味、自分の気が済んでいないからであり、
現在の状態よりも、もっと綺麗になりたい、
綺麗にみえるような物を持ちたいということの表れであり、
関心事であると言えます。
「はまっている」という状態は、
非常にエネルギーを必要とします。
はまらなければ、生きられない
ということはありませんが、
はまり続けることは生きるエネルギーになっています。
女性が、気が済まないというのも結構なことではありませんか。
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