杉浦秀子さんが掘り起こしてくれる
日常に埋もれた美のヒント

第34回
シンデレラの靴

新しい靴を買うと、新しい場所に連れて行ってくれるという。
女性と靴の関係は不思議です。
未婚の時は流行の最先端の靴を履いています。
結婚をして赤ちゃんができると、
重い荷物を持って移動しなければならないので
ヒールのある靴は履くことができなくなります。
たまに妊娠中でもハイヒールを
履いているひとがいますが、常識外ですね。
もう少し加齢すると、
機能性を重視するようになります。
歩いても疲れず、転ばないような靴を選ぶようになります。
私は常に重い荷物を持って歩いているので、
デザインを重視した靴を履くことが出来ません。
姿勢が悪くなり、腰を痛めてしまう危険性があるからです。

街の女性の靴はみな素敵です。
私も可愛い靴が履きたい。
機能性を重視したドイツの靴などは少々値段がはります。
そして、少し地味です。
値段が1万5千円前後で機能的、
それでいて可愛いい靴の置いてある靴屋さんは
東京にもありません。
きっと40歳以上の全女性がそういう靴を望んでいるでしょう。

女性はみな自分の靴を探してくれる
男性を待っているような所がありますね。
シンデレラの靴は可愛い靴でなければ、興ざめです。
それは御婆ちゃんになっても変わらないでしょう。
誰かシンデレラの理想の靴を作ってくれませんか。


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