杉浦秀子さんが掘り起こしてくれる
日常に埋もれた美のヒント

第42回
思わず買っちゃうお店

異性に魅力的だと言われて気分の悪い人はいません。
いつもズボンばかり穿いている女性に、
「足首が素敵だから、スカートをはいてみませんか」
とスマートな男性から勧められて
「嫌です」と即答するようになったら、
若さの終りだと思って間違いありません。
大抵の女性は、
「そうかしらねえ。そんなにおっしゃるのなら、
一度試してみようかしら」
くらいのことは答えるでしょう。

いつも、洋服屋さんに行って思うのです。
どうして、婦人服のお店に男性の店員さんがいないのか。
女性は男性に大切に扱ってもらえたら、
余ほど気の強い女性で無い限り、
少し見栄を張ってレディに成りすましてしまいます。
邱先生は女性は赤鬼と青鬼であるとおっしゃいましたが、
どんな鬼であっても、
男性の前では優雅なお姫様になった振りもしちゃいます。
きっと、年齢は関係ないでしょう。
男性店員さんでも、洋服の知識のきちんとある方で、
お世辞もほどほど、誠実な話し振りでしたら
言うことはありません。
特に、年齢を重ねると大切に扱われることが
日本では大変少ないため、
思わず余分に服を買ってしまいそうですし、
何よりも、お店の服が気に入ったら
常連さんになってくれそうです。
一般的に男性は大局的に物事を考える特性がありますので、
今のお店には新風が吹き込む可能性もあります。

買い物をしながら、
お姫様気分にさせてくれるお店がたくさんあったら、素敵。
女性も男性には弱いんです。


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