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第17回
ベトナムに続々と投資する華僑のビジネス感覚(2)

<前回よりつづき>
中国での抗日デモがあってから、
日本企業の中国に対する見方も変化が生じ、
全ての投資を中国に集中させるリスクを恐れて、
ベトナムへの投資に目が向き始めており、
現在では中国への投資の次に件数の多いのが
ベトナムへの進出になっていますし、
ベトナムへの最大のODA(政府開発援助)供与国は
日本になっています。

ベトナム人に、一番好きな国はどこかと質問すると
日本とフランスという答えが帰ってきます。
これに対して、
一番嫌いな国は中国と台湾という答えが返ってきます。
ベトナムの歴史は、中国の侵略の歴史であり、
中国に対しては恐れすら持っています。
台湾人に対しては、金で女を買って国に連れ帰っている
という感覚があると言っていました。

ベトナムは中国と国境を接しており、
日本も中国との外交交渉上もベトナムに最大限協力し、
ベトナムを味方につけることが
戦略上重要な意味を持つのではないかと私は考えています。

経済的にも魅力的なベトナムに対して
日本企業は華僑に遅れはしたものの、
本格的な投資が始まったばかりです。
ベトナムは株式市場もあり、
不動産投資も活発に行われていますが、
日本人の個人投資家のベトナムへの投資は
まだほとんど行われていないのが現状です。
利に聡い華僑が積極的に投資しているベトナム。
彼らの背を見ながらでも投資を始めるなら今だと思いますが、
皆さんはどう思われますか?


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2006年12月27日(水)

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