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第57回
ベトナム不動産は高すぎる?

注目を集めるベトナム不動産投資ですが、
ベトナム上場株と同じように、
価格がちょっと高すぎるのではないか?とも思っています。

外国企業がベトナムに進出する動きが急加速されるなか、
オフィス・サービスアパート(SA)・ホテルは
極端な供給不足に陥っています。

毎月出張しているベトナムですが、
ホテルを予約しようとして
全く部屋がとれないことが頻繁に起きています。
特に高級ホテルは全く予約できません。

オフィスも空室率はほぼゼロで、
新たな進出企業だけでなく、
既にベトナムに進出した企業でオフィスを増床しようとしても、
全く出来ない状況です。

外国人が居住するSAも新たに借りるのが非常に困難な状況です。

例えばホーチミンのオフィスビルは、
Aクラスビルで、
賃料がUS$35/平方メートル・月以上という例が出てきました。
この賃料は、上海並です。

現在多数のオフィスビルが開発中とはいえ、
しばらくは新規供給が限られるため、
賃料はまだまだ上がるか可能性すらあります。

ということで、
新たにオフィスを開発する企業(国内海外共に)が急増しています。
とすると、2−3年後はオフィスの需給のバランスが
供給過剰になる可能性もあるような気がしてなりません。
もちろん2−3年後のベトナム経済状況に大きく左右されることは
言うまでもありませんが。

ですから、新規開発は
オフィスよりサービスアパートのほうが
リスクが少ないと感じています。
SAの賃料は高くてもUS$30未満。
ですから、オフィスを開発の方が利回りが高いので、
SA開発は少なく、将来の新規供給も少ないのです。

2−3年後に完成するのですから、
先を読みながらの開発が必要ですが、
ほとんどの投資家が今の賃料をベースに考えており、
結果としてリスクも高まっていると感じます。

ただ、新たに参入したい投資家も急増しており、
土地を確保し、開発に着手した時点で第3者に転売して
開発利益を確保することは、全く問題なくできると感じています。
私はこうしたリスクをミニマムにした投資をしようと思っています。


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2007年4月6日(金)

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