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第58回
ストップ The ベトナム?!

日本だけでなく、世界中で今注目されているベトナムです。

米国の大物投資家、ジム・ロジャーズ氏(65歳)も
「確かに中国株はまだ有望だし、
私も投資を増やしているが、次はベトナムだよ」。
と述べています。

著名投資家のマーク・ファーバー氏も
ベトナムでの株式講演会で
「アジアには経済規模と比較して
時価総額が非常に小さい2つのマーケットがある。
それはベトナムと中国だ」
との発言もありました。

日本人の個人投資家が続々とベトナム株投資口座開設に走り、
ベトナム株ファンド・投資信託は大人気で
大型の募集が続いています。

しかし、投資家の皆さんがベトナムへの投資が
ノーリスク・ハイリターンだと考えておられるのであれば、
それは明らかな間違いです。

ベトナム上場企業の優良銘柄のほとんどが、
外国人投資枠の上限49%に張り付いており、
新規の投資家が株を買おうと思っても買うことも出来ません。

証券会社が募集したベトナム株ファンド・投資信託の中には、
募集から半年が経過して、
まだ投資していない資金が60%近くあるものまで出てきました。

上場株・OTC株共に、ベトナム人が血眼で株を買っており、
外人に株が回ってこないのが現実なのです。

中国とベトナムを比較すると、
ベトナムのビジネスは魑魅魍魎とした世界で、透明度も低く、
簡単な世界ではありません。

ベトナムについてのマスコミの報道が良い事ばかりなので、
皆さんがばら色の世界を連想してしまうのかもしれません。
それに対して、中国は最近ネガティブな報道が多く、
日本の投資家もリスクが多いと認識しているのと、
対比できるかもしれません。

私は常にリスクを頭に入れながら投資をしています。

上場株の投資はリスクが高いと認識しています。
PER100の株価が、PER200にまで行くでしょうか?

今年から国営企業が500−600社民営化されていきます。

ベトナムではこれらの会社の株式をいかに安く手に入れられるか、
そして、その会社を上場させるかが、テーマなのです。

ベトナムの有力者のみがこうしたマーケットに入っていけるのです。
従って有力ビジネスマンと共同で投資する戦略。
ローリスクハイリターンだと自信を持っています。


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2007年4月9日(月)

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