時代の美意識

第36回
男性も美しくなろう(4)
「オジサン」を楽しもう!

年をとれば、女は「オバサン」、
男は「オジサン」と呼ばれます。
これは仕方のないこと。
中高年になれば、二十代の自分に戻ることは不可能です。
だから必要以上に「若さ」にしがみつき、
やみくもに加齢に抗うのは懸命ではありません。

かといって「もうオジサンだから」と、
卑屈に開き直ることもありません。
大体にして、卑屈な開き直りは、百害あって一利なし。
「男としてはダメだ」と思えば、
本当にくたびれた中年男になってしまいます。

「オジサン」と呼ばれる年代になっても、
素敵な魅力ある男性はたくさんいます。
オジサン=冴えない中年男性ではなく、
オジサン=魅力ある大人の男であってほしいと私は思うのです。
男性には40代を過ぎたら、
ぜひ「魅力ある大人の男」を目指していただきたいと思います。

それには、まずオヤジである自分を受け入れて、認めることです。
髪の毛が薄くなってきたことも、
体つきが中年になってきたことも受け入れて、
見苦しい若作りはしない。
その代わり、清潔であることを心がけて、健康にも留意する。

さらに加齢臭をはじめとするニオイ、フケ、肌の状態など、
見た目や体臭に気を配って、周りに不快感を与えないように、
最低限自身を小ぎれいに保つ。
そして自分の生き方を振り返り、
今をどう生きるか、この先をどう生きていくかを考える。

外を磨き、内を磨いている人は、
オジサンになっても男としての魅力は減りません。
反対に、これまでの人生の積み重ねを武器に変えることができます。
色気があってかっこいい大人の男に、若造は太刀打ちできません。

自分がオヤジであることを素直に受け入れ、
それをハンディではなく武器にしていく。
いい意味で開き直り、中年男の魅力を高めてほしいことです。


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2009年9月10日(木)

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