好奇心にまかせて何でも体験しよう
旅行をひんぱんにすれば、見聞はそれだけ広くなるが、その分だけ知恵がつき、賢くなったといって自慢できるものとは限らない。しかし、知らないことを知りたいという好奇心と、それを求めて時間を使うということは、たとえそれが本業から見たら「道草」の一種にすぎないとしても、よい体験であると思う。サマセット・モームもいっているが、「若い人はできるだけ体験を積んでおく」にこしたことはないのである。
どんな体験も、たとえそれが一見、とんでもない体験であっても、そんな体験をしたことのない人に比べれば、体験した人間の「人間としての幅」を広げてくれる。
よく「食わず嫌い」というのがある。体質的にそれを受けつけない人もあるが、私にいわせると、多くの場合、「好奇心の不足」に端を発している。好奇心のない人は、経済の分野でも、芸術の分野でも大をなすことができない。若い間は、ソープランドでも、ホモでも、レズでも、SMでも何でも体験してみたらよいのである。その中から取捨選択をして自分に向いた人生を歩んで行けばよいのである。自分で何一つ体験せずに「あれは嫌、これは嫌」「あんなけがらわしいこと」と人のことを非難するのは心の狭い人である。高層ビルの最上階にも、地下の機械室にも入ったことのない人が、東京がどんな具合にできているか、わかるわけがないのと同じである。
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