よく働く者はよく遊ぶ
ひるがえって、人生は何のためにあるのか、考えなおしてみると、ヨーロッパの金持ちたちが一年の半分を世界旅行に使い、残った半年の昼間の時間のまた半分を遊びに使うといった心情がわからないでもない。
人生は楽しく暮らすためにあるから、労働は最終の目的たり得ない。だから、労働に費やす時間をなるべく短縮し、遊びに使う時間を長くすれば、さらに楽しいものになることは間違いない。
しかし、それは「労働」と「遊び」は相反する概念であるという前提に立った考え方であって、労働が苦痛のともなう仕事であれば確かにその通りであるが、「労働」そのものが楽しみであったり、「労働」そのものが本人にとって「遊び」であるとしたら、話はいささか違ってくる。
たとえば、あとの半年はハンティングに行くというが、ハンティングが仕事になっている人とか、探険が職業になってしまえば、探険に行くことが楽しみでもあり、仕事でもあるから、そのために一年の大半の時間を費やしてしまっても、少しの苦痛もないし、また少しの後悔もないであろう。「働くこと」が「楽しみ」の一部となり、「楽しむこと」が「お金儲け」に直結するとすれば、こんなしあわせなことはない。
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