"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第13回
日本にも本格派の中国火鍋が

中国の現地視察旅行では、
有望企業を訪問するというのも楽しみですが、
食事もまた楽しみのうちの1つです。
中国では全体的に辛いもの流行っているようで、
四川料理や湖南料理を食べることがよくあります。
同じ辛いといっても四川料理と湖南料理では
辛さの種類がまったく違って、
たとえば四川料理で特徴的なのは山椒(花椒)を使った
舌の痺れるような刺激的な辛さですし、
湖南料理は唐辛子のような辛さと酸っぱさが特徴です。

その四川料理で最も有名な料理の1つが、
中国の庶民の味として代表的な料理でもある火鍋です。
火鍋とは日本でいうところの鍋料理。
もっともポピュラーなのは、
Sの字で二つに仕切られた鍋に、
真っ赤で辛いスープの麻辣湯と、
白くてまろやかなスープの白湯の両方の味が楽しめる鍋です。
そこにいろいろな具材を入れ、タレにつけて食べます。

しかし同じ火鍋でも店によって全く味が違います。
私が一番美味しいと感じるのは麻辣湯が、
唐辛子と山椒、なつめ、にんにく、八角、クローブなどが
てんこ盛りにはいった物凄く辛いもので、
それを濃厚で甘めのごまダレにつけて食べるというものです。
ところが、これが簡単なようで
本当に美味しいお店というのが中国でもなかなかありません。
唐辛子と山椒、にんにくの量が少なかったり、
ごまダレが薄かったりといった具合で、
三拍子揃うお店というのがなかなかないのです。

北京在住の友人に教えてもらった現地の人向けの、
決して日本人は入らないようなお店が唯一、
本当に美味しいと思ったお店でした。
しかし最近、日本でお気に入りの北京のお店と
味が変わらないようなお店を見つけました。
小肥羊というお店です。
もともと中国のチェーン店で、
現在は世界各国に進出していますが、
日本にも昨年、渋谷に1号店がオープンしました。
中国と香港の小肥羊では、
一度ずつ食べたことがあったのですが、
その時はそれほど美味しいとは思いませんでした。
が、日本の渋谷店で「大辛」を頼んでみたのですが、
まさに北京のソレでした。

赤坂にも同じ店があるので
ご興味ある方は是非一度、どうぞ。
本場の雰囲気を
日本にいながらにして味わえるのではないかと思います。

 
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2007年7月24日(火)

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