"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第30回
再び中国の現地視察に行ってきます

私たちの会社のグローバルリンクアドバイザーズでは、
前回の企業訪問ツアーに引き続き、
来週から再び中国の成長企業視察のために、
現地視察をしてくる予定です。
今回は香港から入って深センに行き、
上海に行ってから日本に戻ってきます。

今回も日本人の方にはなじみのある成長企業を訪問してきます。
中国水務、中国建築、常茂生物、
世紀陽光、金蝶国際、東江環保、復旦微電子、
上海棟華といったところを1週間の急ぎ足で廻ってくる予定です。

前回訪問した山東羅欣では、
ちょうど暴落の前ということもあって、
投資する企業を自分の目で見ることの大切さを
改めて再認識しました。
むろん、目で見たからと言って、
全てがわかるわけではもちろんないし、
どうしても対応がよかった企業などは
よく見えてしまいがちですから、
見たことが逆に悪い方向に働くこともあるわけですが、
少なくとも暴落の時に
エイっと投資をするときの後押しにつながる自信にはなります。
したがって、今回のツアーも今から凄く楽しみです。

もちろん、企業訪問で面白いことがありましたら、
こちらのコラムでもご紹介したいと思います。
今回の楽しみな企業の1つが世紀陽光です。
同社は有機肥料の中国最大手メーカーで、
MSCI香港小型株指数にも採用されている注目銘柄です。
しかし、現在株価は暴落中。
原因は2年後に40万トンの生産キャパが予定されていた
福建省の新工場が、
当局より環境基準を満たせない点が見つかり、
操業が先送りされる可能性があると発表されたことです。

現在ある3つの工場全て足した以上の
大プロジェクトだっただけに暗雲が立ち込めている最中ですが、
市場環境とリーディングカンパニーとしてのポジションは
変わりません。
工場建設については代替案を交えて交渉中ですが、
この案件次第では株価は大きく上昇する可能性があり、
このあたりを経営陣にじっくり聞いてくるつもりです。

 
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2007年9月20日(木)

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