"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

新興国投資の最新事情を、現場直送
出来たてほやほやのままお届けします!

第36回
モンゴル株売買顛末記

モンゴルにはじめて行ったのは今年のはじめぐらいでした。
以前も書きましたが、
モンゴルの株式市場というのは
日本人からすれば信じられないぐらい取引高が少ない市場です。

したがって、視察した当初は
モンゴルの株式市場が活性化するとしても、
遠い将来の話しだろうと思いました。
しかし、せっかく来たのだから
ある程度株は買って帰らないともったいないと思い、
それなりの株を仕入れて戻ってきました。
ところが、その後モンゴル株はスルスルと上昇してしまい、
買った株は半年であっという間に2倍、3倍に。
ちなみにモンゴル株と言えど、
さすがにインターネットで株価はチェックができます。

「うーん、こんなことだったらもっと買っていたのに・・・」
と思っても後の祭り。
といって、思いっきり安値を見ているので、
2倍、3倍と高くなってからは買う気も起こりません。
でも、安値のうちに少しでも買えたのだから
ラッキーと思おうと自分に言い聞かせ、
ただ、株価を眺めている日々が続きました。
ところが、最近になって、
とある企業が最大手の証券会社から出資が決まりそうで、
近く上場を予定している、
という話しがありました。

本当に偶然というか、
ラッキーにもその企業の場合、
たまたま、その話しが裏を取れるルートがあったので、
自分なりに調べて、
リスクはあるけれども、
面白いかもしれないという結論に達し、
ゼロになったら嫌だけど、
なくなっても全く困らない程度の金額で
投資することを決めました。

むろん、モンゴル株の未公開株投資なんて、
たとえばベトナム株のOTCと比べても、
比べものにならないほど遙かにリスキーで、
本当にゼロになってしまう可能性が充分あります。
でも、今回の場合、実験という意味合いも含めて、
これも良い経験ということで割り切ることに。
将来的にどうなったか、
結果がわかったら、
こちらで報告したいと思っています。

 
←前回記事へ

2007年10月11日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ