"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第37
ホアンアインザライ(HAGL)

中国株の勢いには及びませんが、
最近のベトナム株の回復も、勢いが出てきました。
最近まで低迷していたOTCもグイグイ値を上げてきています。
その中でも不動産株の上昇がめざましいものがあります。

不動産銘柄は新興市場で大きく上昇する銘柄の1つです。
中国株でもたとえば、
万科企業や広州富力地産などに早期から投資していれば、
株価は10倍以上になっています。
もちろんベトナム株でも不動産銘柄は有望だと思います。
しかし、上場銘柄の不動産株は
軒並みPERが50倍ぐらいになってしまっており、
さすがに割高感を感じますよね。

ところが店頭株(OTC)であれば
まだまだ割安な銘柄がたくさんあります。
たとえばホアンアインザーライ(HAGL)
という銘柄もその1つです。
同社は英国強豪クラブのアーセナルと提携している
有力サッカーチームを保有するなど、
一般的にも知名度が高い企業です。
先日はアーセナルと提携したサッカー学院の開院式が開かれ、
私たちのスタッフも参加してきました。

もともとは家具製造から出発した会社ですが、
04年から不動産事業に本格進出。
特にマンション事業に力を入れています。
家具メーカーだけあって、
同社のマンションの内装は評判が良いのです。
ベトナム全土のマンション価格も上昇傾向にありますが、
特に同社マンションの平均販売価格は大きく上昇しています。
私たちは何度も同社に訪問していますが、
会社のビルからして立派です。

業績の伸びも著しくて、
07年の利益は約6倍増、08年は約2倍増となる見通し。
増資による希薄化を考えなければ、
08年の予想PERで10倍前後の株価で
OTC市場では取引されています。

このような銘柄を買い、長期保有すれば、
かつての万科企業のような感じで、
大きな利益が出る可能性が高いように思います。
同社は08年3月に上場予定です。

 
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2007年10月16日(火)

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