"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

新興国投資の最新事情を、現場直送
出来たてほやほやのままお届けします!

第47回
上海とホーチミンを比べて

上海とホーチミンの発展度合いには
天と地ほどの開きがあります。
上海は高層ビルがそれこそ数え切れないぐらい林立しています。
しかし、未だに街の中心地に近いところでも
大型ビルが建設中のところが数多くあります。
また、歩道の整備などといった
細かい部分の整備も徐々に進んでいますが、
まだまだ、発展する余地は
街のいたるところに残されている感じです。

日本のように
ブランド物のバッグを持っている人が大半
という状態ではありませんが、
高級品も売れていますね。
上海の普通の街中には、日本人から見ても、高い!
と思うようなものを扱う店舗が平気で軒を連ねています。
物価も上がっていますね。
たとえば、地元の人が行く飲食店で言えば、
1年前とくらべて
5割ぐらい値段が上がったような感じでしょうか。
上海に来ると、
まだまだ中国株はこれからが本番だという思いを新たにします。

一方で、ベトナムの首都ホーチミンですが、
上海と同じように市の中心を河が流れていますが、
こちらは上海の10年以上前の感じというようなところでしょうか。
高いビルは、ほとんどみあたりませんし、
あえて言えば、
中国の地方都市ぐらいの発展度合いで、
インフラ整備などもまだまだこれからという段階です。
しかしだからこそ
発展の余地の大きさを感じるのも事実です。

たとえば、中国ほどではありませんが、
関税のせいで
日本よりもよっぽど高いベンツやレクサス、
BMWが結構走っています。
空港から中心部に行く間に見ることのできる、
サコムバンクの本社ビルも、
今年の初めにはまだまだ建設途上だったのですが、
もう、ほとんど完成しています。
現地にいると、海外からの資本流入、
株式市場のブレークで
ベトナムにお金が流れてきていることを肌で感じることができます。

 
←前回記事へ

2007年11月20日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ