"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第66回
世界的な大暴落でも上がる株

ドバイの現地報告をしようと思ったのですが、
前回のモンゴルに引き続き、
今度はベトナムから面白い情報が入ってきたので、
もう1回だけドバイ話はお休みして、
ベトナム株のお話をしたいと思います。

世界的な暴落で厳しい相場状況が続いていますね。
右を向いても左を向いても厳しい話しばかりですが、
その中にあって、
グイグイ株価を押し上げている銘柄があります。
この欄でもたびたびご紹介している
ベトナム株のホアンアインザーライです。
実はこの会社、先日、
超大幅な業績見通しの上方修正を発表しました。
08年の利益見通しについて、
税引き前利益予想を9000億ドンから2兆5000億ドンまで
大幅に上方修正したのです。
税引き後利益で計算して、PERを考えると、
仮に株価20万ドン(現在の株価)としても、
PERは12倍を切る水準です。
しかも、09年以降も50%程度の業績拡大をしていくとしています。
同社が抱えている案件を見てみると、
さらにそれ以上の成長期待も。

この相場低迷時でPER12倍ぐらいですから、
相場が再び回復したら、どんなになってしまうのでしょうか。
新興国投資においては、
その市場の王道銘柄を狙えと言いますが、
今回の大幅上方修正発表で、
ホアンアインザーライがその位置にある銘柄であることが
広く示されたのではないかと思います。

同社は調べれば調べるほど魅力が出てきます。
抱えている圧倒的なプロジェクトの質・数といい、
ドゥック会長の人的魅力といい・・・
(ドンタムタイルのタン社長と同様、
親しくさせていただいておりますが、素晴らしい方です。
まさにベトナムを代表するビジネスマンだと思います)
かつて、深センB株の万科企業は00年から07年の高値にかけて
55倍になりましたけれども、
ホアンアインザーライには
そのぐらいの期待を
十分にかけられる銘柄なのではないかと思っています。

 
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2008年1月24日(木)

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