第85回
百聞は一見にしかず

ベトナム株はようやくホッと一息つけたと言うところですが、
まだまだ予断はできません。
しかし、株価がとんでもなくさがって、
多くの人が株を買わない、
こういうときこそチャンスとも言えるのです。

ということで、
今こそ有望な株の探し時＆仕込み時ということで、
引き続き企業訪問や分析などを続けていますが、
最近のベトナム株セミナーでも指摘した
とある不動産企業に訪問してきました。

08年の利益伸び率が、
前年比で２倍以上になる会社計画を立てているにもかかわらず、
08年予想ＰＥＲが３倍前後の、とある上場不動産会社です。
もしもこの会社の言うこと（計画）が本当なら、
この会社は買いです。
08年予想ＰＥＲが３倍ですから、
さすがにベトナム株が回復したところでは
大きく上昇しているのではないでしょうか。

そして、同社が抱えている不動産プロジェクトの数は少なく、
実際に現地視察できるレベルでしたので、
視察で現在抱えている不動産プロジェクトの有効性を
自分の目で確認できればと思い、現地に飛んでみたのです。

その不動産プロジェクトは大都市から
10キロぐらいのところにあったのですが、
道が整っていないために、
大都市の中心部から車で40分ぐらいはかかりました。

しかも行ってみると、
そこは車が走る大通りとは隣接しているのですが、
まさに農地のど真ん中で住宅開発をしている感じで、
少し離れたところでは、牛が放し飼いになっていて、
平和そうに鳴いていました。

事前に社長さんから聞いた話や、
完成予想図を見たら
かなり立派なプロジェクトのように感じていたのですが、
この状態を見て
｢えー！？　こんなド田舎の土地を誰が買うの！？｣
と思ってしまいました。

＜次回に続く＞