"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第109回
山東墨龍(0568)訪問顛末記

ところで、山東墨龍(0568)を訪問した時の印象ですが、
当初は社長にアポをとっていたので、
非常に楽しみにしていたのですが、
社長が急な出張になってしまい、
会えず、結局、副社長がでてきて応対してくれたのです。

山東墨龍は注目していた企業でしたから、
社長には何としても会いたかったのですが、
逆に先方の社長の方でも、
何としても会いたかったと、
わざわざ上海に居た我々にアポ日の変更を電話してきたほどです。
これにはちょっと驚きを感じました。

で、結局我々の方で都合がつかずに、
その時は社長に会うのは断念しました。
しかし、対応していただいた副社長の國さんも
香港出張をわざわざキャンセルして待機してくれていたのです。

このようなやりとりがあって、
なかなかに誠実さを感じる経営陣で、
応援したくなる成長企業ではあると感じています。

こういう見方はたまに反対に仇になってしまうことがあるのですが
(思い入れがあると、冷静に判断できなくなる)、
それでも会社を経営している人が
どのような人かどうかを知って投資するのと
しらないで投資するのは、大きな違いがありますよね。

訪問した際は工場も見学しましたが、
非常に広くて一周するだけでかなり歩きました。
工場は整然としていて、好感が持てました。
なお、副社長によると、
我々とミーティングをする前週に、
社長と日本へ出張し、
資源に強い三菱商事、三井物産と商談をしたとのこと。

山東墨龍(0568)は中国株をやっている方には有名ですが、
それ以外にはあまり知られていない企業です。
しかし、今後は実業面でも
いろいろと取り上げられることがあるかもしれませんね。


<続く>

 
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2008年6月24日(火)

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