"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第116回
HAGLの視察顛末記

コラムでも何度かご紹介しています
ホアンアインザーライ(以下、HAGL)の
ドゥク社長と一緒に、
HAGLがザーライ省で展開しているゴム農園を
1日かけて一緒に視察してきました。

HAGLは現在ではベトナム有数の不動産会社となっていますが、
もともとはザーライ省の木工会社から始まっています。
ザーライ省までは
ホーチミンから飛行機で1時間ほどの距離にある、
中部の高原地帯です(空港はプレイク空港という名前です)。
プレイク空港についてみると、
もう地平線が見えるような本当に何にもないところです。
しかし、土地は肥沃で森林は豊かにあります。
したがって、ザーライ省を根拠に置く木工会社はとても多いです。
HAGLはその中でも早期から木工事業に取り組んで、
そちらで確保した資金を、
これまた早い段階から不動産市場に投入し、
莫大な不動産を抱えるようになって、
現在の同社の地位を確立しています。

HAGLの本社はザーライ省にあります。
そしてその近くには、
HAGLのホテルがドーンとそびえ立っています。
今回、宿泊はHAGLのホテルにしましたが、
木工会社らしく、
室内は木工製品がふんだんに利用されていました。
1泊4000円ぐらいで、通信速度は若干遅いですが、
ちゃんとブロードバンドも室内で利用できます
(ロビーは無線LANが利用可能です)。

さて、今回はザーライ省に同社が展開している
水力発電所・ゴム農園・鉄鉱山&製鉄所を視察してきました。
まずは水力発電所です。
このプロジェクトは
今回視察するゴム農園や鉄鋼に比べると
小さいプロジェクトですが、
ゴム農園の近くにあるということで一緒に視察してきました。
こちらの水力発電所は
プレイク空港からさらに車で2時間ぐらい、
山の中を走ったところにあります。
現在、建設の真っ最中で2010年から稼働予定。
発電容量は40MWとのことでした。

<次回に続く>

 
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2008年7月17日(木)

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