"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第136回
東南アジアのネットゲーム会社

ベトナムなどに行くと、旧来の古い街並みの中にも、
けっこうたくさんインターネットをするところがあって、
「え!? こんなところでもインターネットが!?」
と驚いたりもします。

そんな東南アジアのネットゲーム関連の銘柄がないかなぁ
と思っていたのですが、
タイ株で面白い銘柄がありました。

08年5月にタイに上場したばかりの
オンラインゲーム提供会社なのですが、
同社はタイだけでなく、
ベトナム、シンガポール、マレーシアでも、
つまり東南アジアの4カ国で
14のオンラインゲームを展開しています。

注目すべきはそのシェアです。
タイ→ 59.6%のシェア
シンガポール→ 69.8%シェア
マレーシア → 21.2%シェア
ベトナム → 15.8%シェア 
と大きなシェアを誇っており、
登録しているユーザー数は1000万人を超えています。

上場した直後は株価もそこそこ高かったのですが、
おりからの国際的な株価動乱とタイの政治混迷で
株価は高値から30%ぐらい下がってきており、
そろそろ底を這うような展開になりつつあるようにも見えます。

下がってきた株価のおかげで
予想PERは10倍を切ってきていて、
予想配当利回りも10%近くと割安感も。

08年上半期の業績は今ひとつだったのですが、
第2四半期だけを見ると良い決算内容でした。

これは新しいゲームを立ち上げたからなのですが、
下半期にはそれを上回る新ゲームを立ち上げる予定です。

今のタイ株は国際的な株価下落もそうですが、
政治混迷の影響もあってかなり株価は下がってきていて、
配当利回りやPERで割安な銘柄が多くなってきています。

株価が更に一段安するところがあれば、
面白いところまで来ています。

 
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2008年9月25日(木)

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