"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第137回
セミナー参加者数の推移を見ていると

現在、東京や大阪でセミナーを開催しています。
面白いのはセミナー参加者の推移です。

私自身は1995年頃から中国株に投資をしていますが、
セミナーは01年頃から、有る程度定期的に開催しています。

で、参加者数を見ていると、
相場が現在のような厳しく、
下落、あるいは底値を這うような状態の時は
参加者数がグッと減り、
相場が急上昇している時は鬼のように参加者が増えます。
そして、常にその繰り返しです。

ですから、セミナー参加者数の状況をみていると、
大体相場がどのあたりに来ているかがわかります。

それでも、最近の東京の場合、
相場閑散期でも100名以上があつまりますので、
外国株投資自体のパイが随分広がったなぁと思いますが、
好況時は200人も300人も集まりますので、
参加者数は半分から三分の一になっているイメージです。

でも今は、相場が下がって
心配になって聞きにきている人も多いでしょうから、
たぶん、これがもう少しすると
さらに半分から3分の1ぐらいになるのではないか
と思いますけど、
いつもの流れでは、大体そのあたりが株価の底になり、
しばらく下値を固めてから上昇、
という流れになることが多いです。

でも、本来ですと、相場が下がって苦しい時ほど、
多くの人が株を買いたくない時ほど、
逆に買い時なのであって、
こういう時ほど、現地に足を運んで優良銘柄を探したり、
雇用者統計などの数字を定点観測していって
経済や相場が底入れする時期を探るには
ピッタリの時期なのだと思います。

このあたりは私が調べてセミナーでもご紹介していますけど、
終了後のアンケートを見てもかなり好評のようで、
これを相場が底になるまで継続できると、
かなり相場に強くなるのではないかと思います。

逆に、相場が大きく上昇している時ほど、
多くの人が集まる時ほど、逆に売り時なのだと思います。

それをいくと、セミナー参加者数の推移は
まさに逆相関しておりまして、
そう考えると、株で本当に儲けられるのは、
ほんとうに一部の人であり、
難しいことなのだということを思い知らされます。

 
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2008年9月30日(火)

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