"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第153回
H株指数の歴史的な株価検証

世界的な暴落が続く中で、
いろいろな投資家の方とよく会って
【ああ、株価が高かったあのとき売っておけばよかったなぁ・・】
といったコメントを良く聞きます。

しかし、私も含めてそうですが、
株価が騰がっている時はもっと騰がると思って、
なかなか売れないものですし、
逆に、今がまさにそうですけど、株価が下がっている時は、
もっと下がってしまうと思っているので、
なかなか良いところで買えないし、売れないものです。

そこで必要なのは
機械的に株を買ったり売ったりするルールを
自分の中で決めておいて長期投資することでしょうか。
その時になったら、目をつぶってそうしましょうと
自分の中で決めておくことです。

まず、株の売り時ですが、
これは2倍になったら半分売って
残りの株をタダ株にするという方法です。
これって案外単純なようで意外と有効な方法で、
株価が騰がっている時はつい忘れがちになってしまいますが、
確実にやるようにすると、
天井ではもちろん売れないのだけれども、
結果的に良かった・・・と思うことが多いです。

一方、買い時ですが、
過去の暴落時に反発した200日移動平均線からの
下方乖離率で買い入りを決行するという方法が考えられます。
11月4日のコラムでも書きましたが、
中国株にとって直近の大バブル崩壊であった
レッドチップバブル崩壊の時の下方乖離率は
200日移動平均線から58〜60%下方乖離ラインでした。
当時はその後にアジア通貨危機が起きて、
2回大きく底を見に行く形となりましたが、
2回とも綺麗に58〜60%で反発しています。
そして、08年10月27日の急落時も同じように、
綺麗に反発してくれました。

今回もう一度、
そのラインにトライしようとしていますが、
今回はどうでしょうね?




 
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2008年11月25日(火)

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