"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第156
銘源医療のガンチップの話し最終回

引き続き銘源医療のガンチップの癌チップの話しです。
(全3回の3回目)

前回、銘源医療のガンチップを使った
人寿保険の掛け捨て保険について、
掛け捨て保険の中での優位性を見てみましたが、
積み立て型の癌保険と比べるとどうでしょうか。

積立型の保険をしている有名な保険会社は中徳安、
友達(米AIA)、中英人寿、中米大都会(米MetLife)、
信誠人寿といったところです。

あたりまえですが、掛捨て型保険と比べれば、
積立型保険のメリットは
満期で支払った保険料が戻ってくることで、
デメリットは保険料が高く、長期間に渡ることです。

ここでは2つの例をみてみましょう。

まず、中英人寿の癌保険です。
28歳の男性を例として、10年間、
毎月395.01元(10年合計47401.2元)の保険費を納付すれば
(1)保険期限(15年)内に、癌、死亡また身体障害となれば、
   15万の賠償金を獲得できます。
(2)保険期限(15年)内に、もし癌、死亡また身体障害と
   ならない場合は、47401.2元の保険費が全額返還されます。

次に中米大都会(米MetLife)の癌保険です。
年齢30歳の男性を例として、
毎月279元の保険金(年間3348元)を10年連続して納付すれば、
(1)保険期間(10年)に癌になった場合は
   10万元の賠償金額を獲得できます。
(2)保険期間(10年)に癌にならなかった場合は
   保険費が全額的に返還されます。

以上、およそ掛け捨て保険は年額にして
7〜8分の1ほどの保険料で
同じような効果の保険が得られることになりますが、
保険料は戻ってこないということです。

ちなみに、調べによると、
現在、中国では掛捨て保険と積立保険の加入比率は
1:3ぐらいとのこと。
積立保険より掛捨て保険の加入者が少ない原因として、
貯金機能(全額返還される機能)がないこともありますが、
そもそも発売されている掛け捨て型保険の種類が
少ないのも原因の1つです。
(つまり、今後、大規模に販売されれば、
売上が伸びる素地はあるのでは?)

以上を考えると、今後、
人寿保険の癌保険が全国展開された際には、
それなりの売上が期待できると考える次第です。




 
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2008年12月4日(木)

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