"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第165回
ホアンアインザーライ7日連続ストップ高

以前もお伝えしましたが
12月22日にホアンアインザーライ(HAG)が
ホーチミン市場に上場しました。

上場基準価格はOTC市場での価格よりも
低い水準に設定されたことは以前も書きましたが、
果たして、上場から7日連続ストップ高という
華々しいデビューを遂げました。

これで時価総額もグンと上昇して、
ペトロべトナムファイナンス(PVF)や
ペトロベトナムドリリング(PVD)を追い抜き、
VN指数の構成ウェートでは堂々の3位銘柄となりました。
(構成ウェート約6.4%)
むろん不動産銘柄としてはトップ銘柄です。

私もいろいろなベトナム企業を訪問しましたが、
経営陣が強力なリーダーシップを持っており、
かつ、実際にベトナムを代表するクラスの実力・収益基盤も
兼ね備えている企業としては、
サイゴン証券(SSI)とホアンアインザーライ(HAG)は
別格だと思っています。
(むろん、それ以外にも良い企業はたくさんありますが)

VN指数は300ポイント前後をウロウロしています。
ベトナムでは金利が大幅に引き下がり、
12月末時点の基準金利は8.5%まで下がってきました、
数年前は7〜8%で安定していたことを考えると、
もう少し下がる余地はありますが、
それでも、預金で運用していた人は
一時20%近い金利までいったことがありますから、
物足りなく感じる人もいるでしょう。
そのうち少なくない人が、
それならおもいっきり下がっている株式市場に
資金を廻してみようと考える可能性は
十分あるのではないでしょうか。

特に中国株やインド株が先行して上昇基調にあり、
米国大統領就任相場となれば、
200日移動平均線までは上昇がつづくのでしょうが、
そうなってくると、ようやくベトナム株の割安さが
目に付くようになってきます。

それを見越してかどうか、12月2週目以降、
ようやく外国人投資家が買い越しに転じ、
その後09年1月2日(金)の週まで、
週間ベースではずっと買い越しを続けています。
中国株が王道であるのは間違いありませんが、
09年はベトナム株にも注目です。

 
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2009年1月6日(火)

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