"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第189回
4兆元特需企業と言っても様々です

中国株では4兆元の経済対策をはじめたとした
経済政策関連の銘柄がよく注目されることが多いですよね。
有名な所では中国鉄道(0390)、中国鉄道建設(1186)、
中国交通建設(1800)、中国南車(1766)・・・などです。

一般的には「インフラ関連銘柄」として
並べて推奨されることの多い上記の銘柄も、
実際に訪問してみると実情はまったく違います。
日本人にとっては、中国の企業というのは社名から、
その会社がどういうような企業なのかがイメージし辛いです。
各種情報源からの文字情報をもとに
その銘柄のイメージをしていくわけですが、
実際に訪問してみると
実体は随分と違うということがよくあります。

今回も北京で消費関連とインフラ企業を
ずっと視察してきましたが、
ある会社は余裕綽々の状態である一方で、
ある会社は意外と恩恵をうけられる部分が少なくて、
期待して訪問したのに行ってみたらガッカリ・・・
というような感じでした。

もっとも、そのように目で見えた印象が
必ずしもその企業の正しい将来性を示しているかというと、
必ずしもそうでもないのですが、
少なくとも潰れそうな企業かとか、
先行きが良さそうな企業であるか・・・といったことぐらいは、
行ってみればすぐにわかります。

たとえば、一度訪問して、
「この企業が潰れない」という認識が出来ていれば、
どんなに株価が下がっても心配にならないというか、
そういう利点があります。

よくわからない企業だとおもいっきり株価が下がったら、
「倒産するんじゃないか?」と心配になりますよねぇ。
そういう意味でも現地企業訪問は重要であるし、
今後も積極的に訪問していきたいと思っています。

 
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2009年3月31日(火)

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