"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

新興国投資の最新事情を、現場直送
出来たてほやほやのままお届けします!

第193回
ベトナム株が引き続き強い勢いです

引き続きベトナム株の話しですが、
非常に力強い反発が続いています。
たとえば、ここのところお奨めしていたサコムバンクは
1万6000ドン前後でウロウロしていたものが、
あっという間に2万ドン台を突破して4月13日(月)はなお、
440万株の買い注文を残してストップ高で引けています。

ちなみにサイゴン証券はもっと急激に反発していて、
2月末につけた2万0300ドンの底値から
4月13日(月)は4万ドンを突破して、
240万株の買い注文を残してストップ高となっています。
昨年末来、今は黙ってサイゴン証券を買い貯める時期と
推奨し続けてきたのですが、
それがようやく報われた感じと言うことが言えるでしょうか。

ちなみにVN指数の年初来騰落率は+7.73%となってきています。
今後の展開ですが、急激に上昇している一方で、
VN指数は200日線(4月13日現在、365ポイント)に
近接してきています。(4月13日の終値は340ポイント)
セオリー通り行けば、ここで一旦反落となります。
ただ、既に50日線が上向いていますので、
今度は50日線よりも上までの調整で寄り切れれば、
再度じっくりと上昇基調になっていくことが期待されます。
アナリストレポートなどを見てみると、
2年以内にVN指数は700レベルを突破できると
予想するアナリストも出てきています。

目先の動向うんぬんもありますが、
やはり長期的な観点からいうと、まだまだ底値圏で、
現在のVN指数は07年3月高値から見ると
3分の1〜4分の1の水準です。

ベトナム経済自体は内需主導で引き続き世界でも数少ない
プラス成長を維持できている国の1つです。
これに対して、株式市場は逆に大きく売られ込み過ぎてますので、
その調整はあってしかるべき。
2年以内にVN指数は700レベルも不可能な話しではなく、
現実味が高いのではないかと思います。


←前回記事へ

2009年4月14日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ