第205回
小型株は銘柄次第で大きく成績が違います
ここまで、山東羅欣薬業(8058)と
山東墨龍(0568)の決算分析レポートをお送りいたしました。
既にお伝えしましたように、
山東墨龍(0568)のレポートは3月16日に
有料会員向けに配信したものですが、
この時の株価は0.58HKドルでしたが、
5月25日には1.13HKドルまで上昇しています。
同様に、山東羅欣薬業(8058)は4月6日に配信したものですが、
推奨時株価は2.1HKドルでした。
5月25日には3.34HKドルまで上昇しています。
共に大きな上昇となっているわけですが、
やはり、小型株の場合は
大手証券会社がレポートを出しませんので、
個別に決算レポートを分析して本当に良い企業なのかどうかを
精査していかないと、本当に良いのかどうかわからなくなります。
特に、山東羅欣薬業のように
第3四半期は悪い前兆があったけれど、
第4四半期には悪い前兆は消えていたという例もありますので、
随時チェックが必要でしょう。
山東墨龍(0568)と山東羅欣薬業(8058)の場合は
良い内容でしたが、
反対に悪い内容の決算を出している企業もあります。
次回からはその反対の例をお知らせしようと思います。
ちなみにそれを把握する、しないでは
どれぐらい効果があるかといいますと、
4月9日のレポート時点から同銘柄は25%しか上昇していません。
最近は小型株が上昇ブームなので、
その銘柄もようやく上昇に転じているわけですが、
それでも山東墨龍の約2倍や59%増に比べると低い成長率で、
そちらの方に乗り換えるのと乗り換えないのとでは
大きな差になっていたわけです。
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