第213回
万科企業(20002)の決算レポート1
今回から数回に分けて
万科企業(20002)の決算レポートをお送りします。
ちなみにこのレポートは09年3月19日に
有料会員向けに発信したものの一部です。
レポート発信当時は7.37HKドルでした。
6月3日には一時11.08HKドルまで上昇しました。
決算内容をきちんと把握していれば
上手く上昇の波に乗ることが出来た好例だと思います。
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(1)決算ハイライト
本土最大の不動産開発企業である
万科企業がいちはやく本決算を発表しました。
■2008年の業績推移
売上 +15.3%増収
営業利益 ▼9.2%減益
純利益 ▼16.7%減益
■万科企業の業績推移
売上は伸びたもの、
市況の悪化により12.3億元もの不動産資産もの
評価損を計上(昨年は僅か165万元)したことが
粗利益率を6.3%下げさせ、
それが近年ではなかった減益決算の要因となりました。
(2)業績の詳細
主な販売データは以下の通りです。
■販売量
販売面積:557万平米、前同比 -9.2%減
販売金額:478.7億元、前同比 -8.6%減
(比較参考: 全国の販売成長率、国家統計局データ)
取引面積成長率 取引金額成長率
第1四半期 −0.3% +5.2%
第2四半期 −10.8% −4.9%
第3四半期 −27.2% −33.9%
第4四半期 −25.3% −26.0%
08年通期 −20.3% −20.1%
*万科企業は全国平均より販売の減少を
少なく留めているのがわかります。
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