"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第217回
7月で一旦連載を終了します

2007年6月から連載を開始して、
ちょうど2年が過ぎました。
最近は本業の方が忙しくなってしまったこともあり、
タイトルにもありますとおり、区切りとして、
7月末で一旦連載を終了させていただきたいと思います。

これから7月末までは、
いよいよ面白くなってきた中国株に関する、
私なりの考え方や長期的な見通しなどを書いて、
これまでのまとめとしたいと思います。

私が中国株を始めたのは、
ちょうど1995年12月で今からおよそ14年前です。
なぜ中国株を始めたのかと言えば、
当時私には夢がありまして、その夢というのが、
30歳まではとにかく頑張って仕事をして、なんとか1億円を貯め、
その後はお金に縛られることなく
本当に自分のやりたい仕事をしたいということでした。
仮にその仕事がお金にならない仕事でも、
生活の方は1億円の利息で生活すれば、
質素ながらも生きてはいけるし、そうすることによって、
なにより精神的に豊かな一生が
送れるのではないかと考えたのです。

そこでどうやったら1億円を貯められるかを考えました。
最初は預金でなんとかなるのではないかと考えました。
当時は今より低金利ではありませんでしたので、
マネー雑誌を隅から隅まで読めば、
誰も知らないような安全で有利な金融商品が
あるのではないかと考えたのです。

しかし、実際にはそのような商品はなく、
大体3%(当時)の利回りで横並びでした。
そこで、節制した生活を送り、年間200万円を貯め、
3%で運用していったとしたら、
一体、何年かかったら1億円になるかを、
電卓を叩いて計算したのですが、
これだと1億円までに31年かかってしまいます。
これでは当然ながら当初の目標は達成できません。

ところで、当時、庶民の資産の運用方法は
大きくわけると3つしかありませんでした。
預金と不動産と株です。
ところが、預金では30歳までに1億円は無理と分かりましたので、
不動産と株に目が向きました。
しかし、不動産は確かに儲かるのかもしれませんが、
最初に大きな資金がないと難しいことがわかりました。
当時社会人1年生の私に大きな資金などないし、
銀行もお金を、なかなかかしてはくれません。

そんな私が株に注目するようになったのは、
ごく自然な成り行きだったと思います。


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2009年7月7日(火)

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