"次はここだよ"新興国投資術-戸松信博

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第222
中国株のIPOについて

好調な中国株ですが、IPOも活況になってきました。
以前も中国株が活況になってくると同時にIPOも活況になって、
非常に効率よく儲けることの出来る機会がありました。

たとえば7月10日に上場した中国浙江省で
天然ガス発電事業を展開している琥珀能源(0090)の場合、
1.66HKドルの公募価格に対して
上場初日は2.98HKドルの高値を付けました。(終値は2.71HKドル)
もっとも、琥珀能源の場合は人気化しすぎて
公募への応募倍率は1248倍に達しましたが。

ところで、香港市場のIPOは日本のIPOと異なり、
抽選ではなく、ほぼ申込み金額に応じた比例配分です。
つまり多く申し込めば多く申し込むほど
たくさんの割合の株が配分されます。
また、手元資金に対して10倍のレバレッジを
かけることが出来ますので、
資金力があれば非常に有利な投資手段の1つに
成り得るのではないかと思います。

もっとも、香港株のIPO自体に参加するには現在のところ、
香港の証券会社に口座を開くしかありません。
(ただし、超大型株の場合は日本の証券会社でも扱う場合がある)

したがって、日本の投資家の場合、
通常は上場してから買うことになります。
むろん、IPO自体に参加する方が儲けられるチャンスは
格段に大きいと思いますが、それでも市況が活況であれば、
上場後に買ってもチャンスはあると思います。

いくつか見ていると、時価総額やPER、
公募での倍率で大体どの辺であれば、
どうなるというのが予想できるようになってきますので、
興味がある方はいろいろと見てみると
良いのではないかと思います。
活況であれば、引き続き優良な中国株が
上場してくるとおもいますので、
そこは大きなチャンスになると思います。


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2009年7月23日(木)

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