医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第94回
心筋梗塞の続きです

胸がなんとなく変だ、心臓のあたりが不快だとか、
なんとなく変だということから始まります。
心電図で明らかに異常というずうっと前から始まるのです。
心筋梗塞の治療は現代医学のほうがずうっとすぐれた所があります。

ところが、Oリングテストして調べてみると、
漢方薬でも効きそうだと思われる処方があるのです。
漢方の原典に金匱要略という本があり、
その中に胸痺心痛短気病という篇があります。
その中にでている処方が効果的なようなのです。
というのは、心筋梗塞を起こして亡くなった人達の
症例報告を読んでいて、
その中にある写真をOリングテストして
どの漢方薬が効きそうか調べてみました。
効果的な処方をあげると、烏頭赤石脂丸とか、
橘皮枳実生姜湯とか、茯苓杏仁甘草湯、ヨクイ附子散、九痛丸が
効果があることがわかりました。
みな胸痺心痛短気病にでている処方ばかりなのです。
特に橘皮枳実生姜湯は合う人が多い処方です。
実際に心筋梗塞を起こして現代医学で治療中の人でも
橘皮枳実生姜湯が合う人がいます。

また、心筋梗塞とはいかないまでも心臓に問題がある人や、
心臓の症状だけで検査で異常がない人でも、
今まで炙甘草湯で治療していた人の中にも、
橘皮枳実生姜湯に変えたら、もっと良くなった人がいます。
心筋梗塞の予備軍のような人達は、抗血栓療法だけでなく、
こういう漢方薬をOリングテストして合わせて、
合う漢方薬を併用し、
しかも食べもののハンディーに気をつけると
安心していられると思うのですが。


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