医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第245回
肝臓に合わないもの食べてませんか

ある人がアレルギー性鼻炎と蕁麻疹がでやすい、
高脂血症というので来院しました。
診察すると肝臓の働きが良くないことがわかりました。
それと副腎と脳の側坐核や視床中心正中核、
延髄にも働きの悪い所があるのです。
副腎には茵陳五苓散、
視床中心正中核などには酸棗仁湯、
延髄には炙甘草湯を投与しました。

二週間後に来院し、
アレルギー性鼻炎の症状も蕁麻疹の症状も無くなっていました。
それと側坐核の異常や視床中心正中核の異常もよくなり、
途中で目覚めることも無くなっていました。
ここで、強調したいことは、脳は治療できるのだということです。
脳が治療できるなんて?
とほとんどの人は信用しないようですね。

話しをもとにもどして、
初回の血液検査でコレステロール値や中性脂肪値は
高い値を示していました。
肝機能は正常です。
Oリングテストしてみると、肝臓は依然として、異常のままです。
これは肝臓に対して
何か合わないような食べ物を食べている可能性があります。
というのは、ガン以外は、ほとんどの人は二回目以降、
Oリングテストすると
肝臓は一応異常が見られないことが普通なのです。
そこで、肝臓のウィルスの反応を見ると、
E型肝炎ウィルスの反応があるのです。
実際の検査ででるとは限りませんが、
往々にして、高脂血症の人では
DやE型肝炎のウィルスの反応がOリングテストで見られます。

それと食べ物でカラダにいいと思って
食べたり飲んだりしてるものないですか、と聞きました。
色々な雑誌やテレビなどで、
大豆がいいということが言われているので、
毎日牛乳を飲むより豆乳がいいと思い、飲んでいるといいます。
この人をOリングテストして大豆製品が合うかどうか調べると、
全く合わないのです。
特に肝臓と脳にはダメージを与えるのです。

一般の人でも、脳にダメージを与えるものを毎日食べていると、
脳の働きの低下を招き、
頭が常にぼうーっとした状態が続くのです。
たまたま四十過ぎの年の人だと、
これも年かなと思ってそのままで過ごす人がいたりします。
年ではないのです。
そこで、この人には、
大豆製品はできるだけ食べないようにすること、
全く食べないようにすると
脳の働きが全然違うということを話しました。
例えて言えば、
脳が曇り後雨の状態から快晴の状態が続くし、
爽快な感じがします。
私も大豆が合わないので、
ほとんど食べないようにしたら脳の状態が違います。
というようなことを話しました。

そして、E型肝炎ウィルスの反応にも
肝臓のOリングテストの異常にも
茵陳五苓散を継続投与しました。
大豆製品を摂ると薬の効果がでないので、
できるだけ摂らないようにお願いしました。

テレビや新聞、雑誌の報道をうのみにして、
そのまま実行している人がかなりいますが、
自分に合うか合わないかはきちんとOリングテストしてもらい、
それから実行した方がいいと思います。
皆顔カラダが違って個人差があるように、違いがあるのです。
違いのわかる大人にならないとイケナイのです。


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