医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第284回
左手の薬指と小指に力が入らないの!

ある時、食事をしながら、
とりとめも無いようなことを話していました。
パソコンはブラインドタッチで打てるかとか、
手のはたらきは脳に直結していて、
脳の働きの良さを反映しているとか。
手の指の動きが悪い時なんかは、
必ず原因があってそうなっているのだから、
脳の時もあるし、首の時もある。
いずれにしても、オーリングテストして調べると、
脳なのか首が原因かはすぐにはっきりする。
しかもその働きを悪くしているのは、
その部位に感染しているウイルスや細菌が多いので、
それを治療する漢方薬が必ずといっていいほどあるよ、
というようなことを話していました。

そうするとある人が、
左手の薬指と小指が子供のころから動きが悪く、
力が入らないし、しかもすぐに疲れてしまい、
ピアノを習ったけど、うまく行かなかったというのです。
早速原因を調べてみようということになり、
場所を移動し、脳や首を調べて見ると、
脳には問題がなかったのです。
でも、首の左側、ちょうど薬指、小指に対応する所に
ボレリアの細菌感染の反応があったのです。
確かに小指と薬指の力が極端に弱いのです。
そこで、そのボレリアに効く反応があった

当帰四逆加呉茱萸生姜湯を一服飲んでもらいました。
飲んで、首の所に薬が行ってない事を確かめたので、
左手の中指の第一関節と第二関節の間の首の
細菌感染に対応する部位をマッサージしました。
その後もう一度薬が患部に行ってるかどうかを確かめると、
届いていました。
患部のボレリアの反応もなくなっていました。
左手の薬指と小指の筋力を調べると、
力が入るようになっていたのです。
本人はちょっと驚いた様子でした。
でも、力が入るのは実際に起っていることですから、
まゆつばではないわけです。
この状態を維持していけば十分に力が入るはずです。

子供の頃から力が入らないということは、
首の所に血流障害があって免疫細胞も十分いけない状態があって、
細菌感染がそのままになっていたわけです。
その原因として考えられるのは、
虫歯の治療で使った金属の可能性があります。
話しを聞いていると、
永久歯の虫歯を治療した後に
どうも力がはいらなくなったようなのです。
虫歯の金属が原因でこういうことは多いのです。

ピアノの才能があっても、原因がよくわからず、
体質なんだということになって、
その才能を開花しないで一生を終る人もいるかもしれません。
その人に、ホントは、ピアノの才能があったのかもしれないよ。
おしいことしたね、と。


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