医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第342回
根気が続かない・・・

勉強をしても、仕事をしても、さあ、やるぞ!
と最初は張り切ってとっかかるのに、
次第に疲れてきて、もうやめた!と投げ出してしまう。
その時間が長いか短いかで大変な人生のロスを生むのです。
疲れるまでかなりの時間を要する人は
一仕事はなんとか終えることができます。
しかし、ちょっとして疲れてしまうと、
なにも出来ず中途半端になってしまいます。
あれも中途半端、これも中途半端ということになって
自分がとてもダメな人間だと思い込むことにもなります。
その原因は肝臓にある人もいるのです。

肝炎にはA、B、Cとあるのはみなさんご存知でしょう。
でも、D、E型肝炎ウイルスもあるのは
あまり知られていないと思います。
たまに新聞ざたになることもありますが・・。
ところがどういうわけかオーリングテストしてみると、
D、E型肝炎ウイルスの反応が多くの人でみられるのです。
もちろん実際の検査で調べてもでてこない人が
ほとんどだと思います。

で、オーリングテストをたよりに、
それを治療してみると、どうなるか?
次第に反応が少なくなり、
全く反応がなくなるにつれて、
疲れの度合いが全然違うのです。
根気が続くようになり、自分でも気づかないうちに
仕事を夢中でしているということが起こるのです。
疲れているのに、検査では全く異常がなく、
周囲からはなまけもの扱いされている人もいると思います。
こういう人も治療することでかなり違ってくるのです。
なによりも折角今生きて大事な時間を過ごしているのですが、
それが疲れのために無為に過ごしているなんて
本当にもったいないと思います。

ちなみに、100歳の人を調べると、
みなD、Eのウイルスの反応はありません。
なるほどなと一人納得しています。
慢性疲労症候群といわれている人のなかにも
検査で異常なくてもオーリングテストでは
DとかEとかのウイルスに反応する人もいる可能性が
大きいと思います。
それも漢方薬で治療することで
元気になっていく可能性があると思います。
こういう診断は従来の脈をみたり、
腹を触ったりしてみる漢方だと
うまくいかないことが多いと思います。
例えば気管支炎という診断で、
それを起こしている起炎菌があります。
大概は複合感染ですが、主役がいます。
その主役の菌に対しては今は抗菌剤を使います。
でも、同じ病気を漢方で治療する時は、
脈や舌、腹診などをして処方を決めます。
昔、私が最初行ったことは、気管支炎の細菌には何があるか、
そしてその一つ一つに効く漢方薬はどういうものがあるかを
オーリングテストして決めていったのです。
その結果、ある細菌には
これこれの漢方薬のグループがあるということがわかったのです。
それをどんどん押し進めていくと、
なんだ同じことをしている、西洋医学も漢方も。
見方が違っているだけなんだと。
ですから、最初にオーリングテストして
何の細菌やウイルスが感染しているかを決めて、
それからそれに効く漢方薬を
オーリングテストしてあてはめていけばいいのです。
オーリングテストしてみると、
ほとんどの細菌やウイルスは複合感染です。
そしてやくざの縄張り争いみたいなことをしていて、
しっかりと垣根を作っています。
その垣根にあたるのが、緑膿菌などなのです。
どうも話がずれてしまいましたので、次回です。


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