医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第437回
びっくりしています。脳内温度が43度!?

オーリングテストで脳の温度を調べて、
フリーズしていることを前に書きました。
小脳にフリーズしている部分があるのを解凍すると
微妙に変化してきます。
そして色々な人を調べてみると、
大脳が17度に反応する人もいるのです。
17,18,19,20℃から37℃まで、
それから高い方では43℃、それ以上に反応する人もいます。
その部位の温度が高く反応する所は、
働きが過剰になっているようです。

注意欠陥多動の人は
ある部位が43℃から44℃、45℃に反応する部位があるのです。
また幻覚の人は
視覚中枢が43℃からそれ以上反応する場合があります。
温度が低い場合もあり、
その時も異常な状態を示す事があります。
幻聴も脳の島の温度が43℃以上になっていることがあります。
暴力的というのは、手綱核の異常があり、
温度がやはり43℃以上に反応する時のようです。
こういう人は要注意です。

脳の温度が極端に低い人は無表情で冷たい印象があります。
見た感じでこの人は脳の温度が低い所があるな、
というように予想がつきます。
37℃になっていないと、それより温度が低い時は機能低下、
37℃以上になっていると機能が亢進しています。
脳の色々な細菌やウイルスを治療しても良くないという人や
イマイチ良くないという人は温度が低い傾向があります。
漢方薬というのは不思議なもので、
脳の温度を37℃に上げたり下げたりする薬があるのです。
どの生薬をどのぐらい使うかとか、
どういう組み合わせで作るとかは
もう2000年以上まえからあるわけですから、
それを使えばいいわけで、ことは簡単です。
2000年以上前から脳の治療もしようと思えば
治療できたわけですから、凄い!
といつも感心しながら勉強しています。

視床背内側核の働きが悪いとパニック状態になります。
普通はそこに細菌やウイルスの感染があります。
そこを治療してしまうと良くなる人もいます。
ところがそれだけではうまくいかない、
イマイチ良くならない人もいます。
そういう人は、視床背内側核のミトコンドリアの異常があり、
エネルギーを充分に作れないためにすぐ枯渇して、
働きの低下を起こし、ふいにパニックになる状態の人もいます。
その時も温度がもちろん低下しています。
ミトコンドリアの異常を治す漢方薬を投与して、
その異常を治すと、それでよくなる人もいます。

それでもイマイチの人もいます。
そういう人は温度が37℃になれないで、
36℃とか35℃とかの状態があり、
ちょっとしたきっかけで、
23℃とか23℃とかに低下してパニックを起こすようです。
これはきっと今までの人生のなかで精神的にダメージを受けて、
それが傷となって残っていると思うのです。
皮膚に受けた傷は後々まで残り、
誰が見ても傷が残るようなことがあったなとわかりますが、
脳の傷は外からは見えないので、よくわからないのですが、
やはり残っているのです。
その傷を治す漢方薬もあるのです。

頭が熱いとか過熱していると訴える人がいますが、
そういう人の脳の温度をオーリングテストすると
43℃とか45℃とかに反応するので、
自覚症状というのは大切で
その状態をよく表していると思います。
脳を冷やすのに温める薬ばかりでなく、
逆に冷やす薬が温める作用をすることもあるのです。
中心部が冷えてて、周りが過熱している時もあるようで、
周りの過熱をちょうどいい温度にすると
中心部の冷えが取れるというふうに考えるといいようです。


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2006年11月15日(水)

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