医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第577回
視床は不思議な働きをする

視床は直感で動くことに寄与しているようです。
そしてそれがアンテナのような役目もしているようなのです。

自分では一生懸命相手の事を考えて
理解して色々としてあげているつもりでも、
相手は全く知らんぷりというような態度をされる人。
これだけ相手に尽くしているのに、
どうして相手は無視したような行動をするのかと思い悩む人。
上司は私が仕事もこれだけ一生懸命しているのに、
どうして認めてくれないのかと思う人。
またはこちらが言っている事を全く理解しないで
トンチンカンな質問をしてくるような人がいたとします。

お互いに相手がどうして私の事を理解してくれないか
ということで、喧嘩になる二人。
このギャップが大きくなると
性格の不一致ということで別れることになったりします。

こういう人たちは視床の枕核の働きが悪いのです。
ここの働きが悪いと相手の発する気というか、
波動というか、超音波というか、
目に見えないけれど相手に伝えるテレパシーというか、
そういうものをキャッチできないのです。
自分がそれをキャッチできない
ということを自覚していないために、
相手のせいにしているだけなのです。
ラジオのチューナーの故障のようなものです。
相手の発する気に合うチャンネルの不具合があるのです。
どうしてもピタッと合わせる事ができないために、
相手の言いたいことを正確にキャッチできていないのです。
そこで誤解が生まれるのです。

仕事でのトラブルや対人関係での悩みは
ほとんどこのチャンネルの故障に起因していると言っても
過言ではないと思います。
あいつが悪いと思いがちですが、
こちらの視床枕核の故障か働きの低下に
起因していることが多いのです。
相手の思うことや言いたいことをすばやく、
無意識のうちにキャッチすることが出来るのが、
この視床枕核の働きです。

気配りは努力すれば、かなり出来るようになるのでしょうが、
それだと気配りをしている人は疲れてしまいます。
長続きはしないでしょう。
それよりも視床枕核を治療して、
ここの働きを良くした方がどれだけいいかわかりません。
ここの働きを良くしてから、
気配りの努力をしたほうが効率はいいに決まってます。
勉強するのでも脳の働きを良くしてから勉強した方が
能率があがることは目に見えています。
無闇矢鱈に努力して成績があがる人は
もともとがいい脳の持ち主です。
錆びついた脳や視床枕核の人は治療した方がいいのです。
相手の気持ちにピタッとチャンネルが合うようになると、
仕事もうまくいき、夫婦のイザコザも少なくなるかもしれません。


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2007年10月12日(金)

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