月田清博さんが日中に築く美の掛け橋

第34回
アフターサービスって何!?

中国で、内装工事を行いますと、
工事終了後に色々な不具合が生じる場合があります。
お湯が出なくなったり、電気が点かなくなったり、
鏡が湾曲してきたりと、症状は様々です。
日本でも不具合が出る場合はありますが、
頻度は多少、中国での方が多いのではないかと思います。
不具合が出るのは、人が行う工事ですから、しょうがないのですが
困るのは、内装業者さんが、なかなか直してくれないことなのです
日本では、工事終了後、不具合が出た場合は、
速やかに直して頂けるのではないでしょうか?
「アフターサービス」という言葉になじみの少ない中国では、
「工事しっぱなし」の場合が比較的多いのです。
何回も連絡して催促するのですが、返事は元気ですが、
行動にはなかなか移してくれません。
その内、諦めかけてしまいます。

すぐに、修正工事をして頂く方法がひとつあります。
契約の段階で、工事代金の5%〜10%ぐらいを、
1年後に払う事にしておくのです。
「ちゃんとしてくれないと、
お金を払いませんよ!」という約束です。
「1年後の支払い」はあり得ないですか?
でもそうすることで、トラブルを避けることが出来ます。
お互いにうまい方法なのです。

内装工事だけに関わらず、
中国では約束を守ってもらうために、色々な知恵が必要です。
特にお金を支払ってしまってからの約束は・・・
又、施主のほうも「色々文句をつけて」
残金を払おうとしない場合が、多々あるのも問題ですが・・・
3月オープンの北京店では、
非常に速やかに、修正工事が行われたのは、
申し上げるまでもありません。

タクシーの料金メーターには、運転手さんの身分証があります。
勤続年数などが評価されて、星がついていきます。
最高は5個まであるそうですが、
私は三ツ星までしか見たことがありません。
タクシーの運転手さんは、地方から出てきた方が多いので、
道をあまり知らない方が多くいます。
特にあっという間に、道が出来てしまう上海や北京など、
大都市では、経験の豊富な運転手さんは重要です。(私にとって)
この写真は上海のタクシーのものです。
星の場所は、地方により違います。

*この写真は運転手さんのご好意により、
撮影させて頂きました。


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2006年4月25日(火)

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