第54回
番号で呼ばれる従業員
中国の美容室のほとんどを占める、
中国人経営の美容室の特徴は、
主に
(1)接客(2)技術(3)管理
の3つに分けて説明すると、
分かりやすいと思います。
(1)接客
私が、上海に美容室をオープンする前、
1年間ほど調査を行ったのですが、
一番ビックリしたのが接客です。
お客様のイスに座ってしまうスタイリスト。
なんだか妙にカッコをつけているスタイリスト。
中には外から見える窓際で、
新聞を読んでいるスタイリストもいました。
足まで組んで・・
当時(2年前)私は、
1日に10回ほどシャンプーブローで
美容室を回っていました。
(1日に10回、中国式のシャンプーで洗ってもらうと、
頭皮が破けそうになります)
それでも多くのお客様が来店されている光景に
驚きとチャンスを感じました。
(2)技術
技術は、お客様が決めることです。
多少技術が未熟でも、結果、
「かわいく」「若く」「ステキ」
になっていて、
お客様に合っていればOKだと思います。
*「合う」は「似合う」とは少し違います。
お顔立ちはもちろんですが、
ライフスタイルやお客様が出来るお手入れや
お手入れ時間まで・・
すべてに「合う」ことが必要です。
しかし「痛い」のです。
カットでもブローでも・・
「痛い」は技術とは関係ないのですが、
心遣いが足りません。
(ハサミが切れないのかも?)
しかし、周りを見ていると
誰も文句を言っていません。
我慢が肝心です。
(3)管理
管理は「人、物、金」なのですが、
驚いたのはもっと単純なところです。
ある大型店では(非常にお客様が多い)
1店舗に70名ほどの従業員がいます。
確かに従業員が多いため、
名前で呼ぶのは大変なのでしょうけれど、
アシスタントが「番号」で呼ばれていました。
名札に書いてあるのも「番号」です。
マッサージ屋さんなどでも、
従業員が番号で呼ばれている所もありますが・・
(次回へ・・)
台湾ではテレビの司会などで、
活躍している喇さんです。
非常にユニークな方です。
最近は、大陸での仕事が増えているようです。
左は、北京店の店長です。
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