月田清博さんが日中に築く美の掛け橋

第134回
首になる覚悟はありますか?

美容室は、中国の田舎から出てきた
若い人たちが、
はじめに就職する業種の一つです。
もちろん、学歴がある人たちも、
殆どいませんし、
家が裕福な場合も少ないと思います。

田舎から出てきた場合、
飲食店に勤めるか、美容室に勤めるか、
選択肢は他にもいくつかありますが、
住む家が必要ですので、
手っ取り早く、寮のある業種を選びます。
親戚や知り合いになどに頼り、
寮に入れるまで、
居候させてもらっている場合が多いので、
少しでも早く、仕事を決めます。
なので、
美容室の場合、
美容が好きでというよりも、生きるために
入店する場合が多いので
長く勤める気持ちが、無い人が殆どです。
もちろん、経営者のほうも、
その辺は計算に入っていますので
寮の環境も、日本に比べ
想像が出来ないほど、劣悪ですし
一部のエステサロンなどでは
営業終了後の業務用ベッドを利用し
従業員が寝ている場合さえあります。

先日、給料の交渉に来た
アシスタントたちは、
1年半、本当に頑張ってきました。
私の経営する美容室が、
地場の美容室に比べ
条件が言い訳ではありません。
かえって、寮や、給料などは
地場に比べても、少し悪いほどです。

従業員が、給料を交渉するリスクは
最悪「首になる」可能性もあることです。
すんなり、希望する金額を経営者が
飲めばいいのですが、
そう甘くはありません。
希望が通らなくても、諦めて働くか
退職するか、首になるか、
やはり「リスク」は着いて来ます。

アシスタントたちが、
集団で交渉しに来たのは、
リスク回避の為なのです。

中国の人気テレビ番組「スーパーモデル」
最終回もやはり水着がありました。
水着審査は、見ている方に
非常に人気があるようです。
(どこの国でも一緒ですか?)


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2006年12月21日(木)

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