中国民俗研究家・上田尾一憲が語る、中国民俗の魅力

第73
孫子の兵法書 ~孫って誰~

「孫子の兵法書」といえば
ほとんどの人が一度くらいは耳にしたことがあると思います。
しかし、この孫子の兵法書って聞いたことはあるけど
はるか昔に書かれた兵法書ってことくらいしか
知らないという人も多いと思います。
「孫子の兵法書」・・・。それはそれは昔の兵法書です。
今から約2500年も前に書かれたといわれる
世界で最古の兵法書であり、昔から現在に至るまで
兵法を使う軍事関係者だけではなく、私たちのような
一般の人々にも2500年もの長い間愛読されている
超ロングセラーなのです。

この「孫子の兵法書」全篇は13篇392文から成り
文字数にして、たったの6000字くらいしかないのです。
大体このコラム一回で700から800文字くらいなので
コラム8回分くらいしかありません。
しかし、この短い6000字の中に大昔からの戦争はもちろん
現在の戦争ともいえるビジネスにおいても役に立つ事を
簡潔に明確に書き記しているのです。
ところで、「孫子の兵法書」の「孫子」って誰でしょう?
「孫子」の「子」というのは今で言う「先生」にあたります。
ではその孫先生とは誰なのか。

「孫」といって思い出す名前といえば・・・
孫悟空
これは物語の中の架空の妖怪。
妖怪は兵法書を書かないでしょ!それに妖術で
なんでも出来るから兵法もいらないし。。。

孫堅、孫権
孫子の末裔という説もあるがもちろん孫子ではない。
三国時代にはあの曹操も孫子の兵法書をよく読んでいたらしい。

孫正義
ひょっとしてこの孫さんも孫子の末裔?
孫正義さんも若い頃、孫子の兵法書を愛読していたという。
っていうか今の人だし・・・。

大泉逸郎
「孫」といえばこの人!!
でも「そん」ではなく「まご」なので却下・・・。

---陶朱公館ヤムチャシリーズ紹介---
今回紹介するのは
豉汁蒸排骨(チィジィージェンパイグゥ)
12元(現在昼のみ半額)

中国には乾納豆の一種である豆豉という豆があります。
大豆を煮てから発行させたものなのですが、
それと豚のパイコツを蒸したものです。
豆豉の独特な味が柔らかくなった
豚のパイコツと上手い具合にマッチし
一度食べるとやめられません。


←前回記事へ

2006年9月30日(土)

次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ