横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第19回
寄り道レポート3:道路はバイクと車のため?

「タクシー」については最近ちょっと反省もありました。

酔ってタクシーに乗ったのですが
途中どっちの道を行くのかと尋ねられて、
右と応えてしまいました。
ま、こっちからでもいけるな、と思ったら
どんどん逸れていきます。

怒ってUターンさせましたが、車はテコでも動きません。
声を荒げて日本語英語ベトナム語を混ぜて文句をいいましたが、
向こうも睨み付けてくるだけです。
いい加減やりあった後、車から降りて歩きました。
お金は払いません。

翌日この話を現地スタッフに話すと、一言、
「そこは一方通行の場所だよ。」
ああ、ごめんないさい運転手さん。
誤解していたのは、
オートバイが両通行で走り回っていたことによります。
一方通行だとは夢にも思わなかったのです。

ベトナムの都心(ホーチミン、ハノイ)を歩くには、
慣れが必要です。

「オートバイ」の処し方が分からないと、
道路の横断は骨が折れます。
オートバイは魚の群れと思って、ゆっくり横断します。
そうすると、上手く向こうが避けて通ります。
車はダメですよ。絶対避けませんし、止まりません。
気をつけないと轢かれます。

ベトナムの道は
歩行者のために作られているものではないようです。
バイクを魚の群れと称しましたが、
最近は事故が多いようです。
2007年9月からヘルメットの着用が義務付けられました。
よく日本のテレビでは、バイクに5〜6人乗りで
夏の夕涼みに湖の周りを走っている風景が伝えられますが、
実は、2001年に既に交通法規が整備されて、
2人乗りに限られています。
(7歳以下は一緒に乗って3人乗りでもOKです)

まだたまに4人乗りのバイクを見ますが、
やはり大きく様変わりしたと思います。
街中はそれほどスピードが出せないため接触事故程度ですが、
高速道路では大きな事故もあります。
道路の舗装状況も悪く、
バイクの転倒や急な斜線変更により、
後続の車に引かれてしまうようなのです。
ご冥福を祈ります。


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2009年9月15日(火)

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