横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第24回
料理当番

現地金融当局(SSC)の審査に向け
証券会社として営業可能な体裁を作るにあたり、
日本側資本に人的支援を求めた結果、
日本アジアホールディングズから
気鋭の33歳の男性職員(Aさん)を、
また、藍澤證券さんからも1ヶ月の期限付きでしたが、
優秀な社員(Bさん)を選抜して送り込んでいただきました。
各社のご協力に感謝致します。

Aさんは33歳独身。
興味のある女性の皆様は私にご連絡下さい。
自信をもって推薦します。
Bさんは最近結婚の話がまとまったと聞きましたので、
残念ながらそっとしておいてあげましょう。

結果的に、Aさんは12月〜3月までの4ヶ月間、
Bさんは1月の中旬から2月中旬の1ヶ月間
お手伝いいただきました。
この間に現地証券会社の土台作りができたと思います。
私1人ではどれだけ心細く、
多くの業務を自身でしなくてはならなかったかと思うと、
2人の支援協力は本当に助かりました。

私は、長い独身時代を経験しているせいか、結構料理をします。
若い2人と寝食をともにしていたときは大体は私が料理当番です。

ベトナムの野菜は野性味や独特の濃い臭いがあり、
結構美味しいのですが、
農薬や泥をきれいに洗う水がちょっと心配です。
私は蒸留水やミネラル水を使って洗いますが、
それでもサラダなどを生で食べることは
なかなか抵抗がありました。
よって、炒めたり、
スープやカレーの中に入れたりして食べました。
あまり気にする必要はないと思うのですが、
ベトナムの飲食店のキッチンを覗き、
食器の洗浄を雨水のような水で行っているのを見て以来、
心を引き締めなおして慎重にしております。
とはいっても綺麗なレストランで
美味しそうな生野菜のサラダが出てきてしまうと、
思わず食べてしまっていますが・・・。

Aさんはこの当時7Kg太ったと嘆いておりましたが、
私の料理が美味かったのか、
私が無理矢理食べさせていたのかは
最後まで本人からは聞けませんでした。

この2人は、独身ということもあり
採用予定の現地女性社員にモテモテでありました。
日本企業から派遣された日本人社員が現地女性と恋に落ち、
結婚してしまうケースが
たくさんあることを聞いておりましたので、
ちょっと興味をもって見ていましたが、
何事もなかったようです。
私が業務上でプレッシャーをかけたのも理由でしょうか?


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2009年9月26日(土)

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