横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第28回
ベトナム投資の基本(1)

早い時期にベトナムの証券会社に
直接口座を開設された日本の投資家が2008年までで、
4,000人といわれております。
口座開設ツアーといったものや
口座開設代理人といった方々まで出現し
口座開設のための支援をされたようです。

ベトナムの証券会社(つまり外国証券会社)などが、
直接、日本にお住まいの方に口座開設などの
勧誘行為をすることは、投資家保護という観点から
日本の金融商品取引法で禁じられておりますので、
証券会社の範疇にない方が活躍されたのではないかと思います。
功績も大きいとは思いますが、
その後のフォローといった点になると少し不安な気がします。

開設された4,000口座のうち
実際に投資された(送金して株式を購入した)方は
約50%にも満たない状況のようです。
理由は当時、暴落基調になっていたことが
主な原因と思いますが、
口座開設後のフォローや情報提供などにも
問題があったものと考えられます。
一方、口座開設にかかる負担が大きく
開設したことで安心してしまい投資に気が回らなくなった、
といったコメントもありましたが、まさかですよね。

サクラ証券の設立に際して、邱先生のHPでも
ベトナム投資の魅力をご紹介いただいたことから、
読者の皆様からもサクラ証券に
お問い合わせが多く寄せられました。

お問い合わせの内容を整理すると
基本的なものは以下のようになります。

1.どうやったらベトナム株が買えるか?
2.すでにベトナムの証券会社に口座があるが
  サクラ証券に変更できるか?
3.国内の証券会社に口座開設するのと
  ベトナムの証券会社に直接口座開設するのでは何が違うのか?

まずは多くの方が疑問を持たれる上記3点について
順次ご説明していきたいと思います。

1についてですが、一番簡単な方法は、
日本の証券会社でベトナム株式の取次ぎをしている会社で
お取引をすることです。

日本の証券会社でベトナム株の取次ぎをしている会社は
私の知る限り6社だと思います。
大手証券は参入しておりませんが、
サクラ証券に出資いただいている関係から、
日本アジア証券が7月23日から、
藍澤証券が8月10日から開始しております。

日本アジア証券を除いて他の5社は、
例えば買いの日を月、水、金、売りの日を、火、木と決めて
お客様の取次ぎをしているようです。
何故なのでしょうか?


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2009年10月6日(火)

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