横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第36回
寄り道レポート5:ベトナム人の骨格

三叉(さんさ)神経痛で下顎の痛みが出るようになってから、
耳の下から下顎にそって触るのが癖になっていました。
ベトナムに来てからも、そのラインを相変わらず触っていると、
スタッフの娘たちがクスクスと笑い出します。
こらこら、癖だからいいの。

冗談でスタッフの下顎のラインを触ると
(日本ではセクハラで一発で左遷でしょうか?)、
あれれ?です。
日本でいうエラの部分が異常に長くなっています。
ひとりひとりの机に赴いて確認です。
(ここで日本ではクビになりますね)
みんな、エラが張ってます。

お客様と行くカラオケラウンジの女性たちのエラも触ります。
全員エラが張っています。
エラが張り出しているというより、
エラの部分が内側に向いている人もいますが、
とにかく耳の下の顎の部分が長くなっているのです。

日本人にも試してみましたが、
私の研究では、日本人では30%くらい、
同じように長い方がいるように思います。
もっと簡単に触れればいいのですが、
日本人は事前にかなり慎重に説明をしてから
触らせていただいております。
訴えられたら大変ですから。
この骨格の違い、
どなたか理由など研究された方いませんかね?

カラオケラウンジの話がでましたので、
そろそろ夜の話もしておかなくてはなりませんね。
私も日本からのお客様などのために
一通りリサーチしておく必要がありました。
お客様のためであって、私の楽しみではないことを
ご承知おき下さい。本当ですからね。

夜の社交場としては、
日本人にとってはカラオケラウンジがかかせません。
ラウンジの女性は90%以上が学生だと思います。
20〜23前後の年齢でしょうか?全員ピチピチです。
日本語や英語も話します。
オヤジのスケベ話は適当に相槌してくれますが、
タッチはご法度です。
ベトナム在住の方の中には
武勇伝をもっている方もいらっしゃいますが・・・。

経営は、日本の銀座でクラブをやっているママさんが
ベトナムで一念奮起したものや、
ベトナムに単身わたっていらっしゃった日本人女性のオーナー、
ベトナム在住で華麗な転身を遂げた方などが中心となっており、
その他日系のカラオケラウンジを真似た
現地経営のラウンジが乱立しております。
基本的には日本人顧客中心です。

でも最近、
韓国や中国語の歌詞カード(もちろんベトナム語も)も多く、
カラオケラウンジも日本人だけのものでないのが実感できます。

隣に座った女の子に聞きます。
「韓国や中国の人もくるの?」
「そうです。
以前は顔だけではどこの国の人かわからなかったけど、
最近分かります。
韓国の人はよくしゃべりエネルギッシュです。
中国の人は胸を張っています。
どちらもみんなで騒ぎます。 歌を選ぶのも早いです。
日本の人は、背中が丸く、
他の人が歌っているとき自分の歌を選びます。」

ちょっと、おかしな表現ですが、いいのか悪いのか。
最後に、「でも、日本人やさしい。1番すき。」と。
日本人男性の皆様、なめられているかもしれません。
がんばりましょう。


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2009年10月24日(土)

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