横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第62回
ちょっと帰国(2)

先日帰国した際に出席した
日本アジア証券+グループの忘年会の席で、
ボスである日本アジアグループ会長兼社長の山下から一言。
「おい、ベトナムの証券会社を立上げる
ミッション終わったぞ。戻るか?」
ここで、様々なことが頭をめぐります。

「株主のための作業は終わりましたが、
口座を開設し、お取引を始めていただいたお客様への対応が
まだ十分ではありません。
さらに、私に期待してくれている従業員を
まだ幸せにしていません。」

会社は株主のもののような言い方をすることが多いのですが、
お客様と従業員あっての証券会社であることは、
私ならずとも山下も十分に認識しています。

「あと、1年はいただけませんか?」
「・・・・。体に気をつけてな。」
それが山下からの回答でした。

日本アジア証券では今年1年で
貴重な2人の人材を癌という病でなくしていました。
私にとっても忘れられない方々です。
忘年会の冒頭の挨拶にもこの点を悼む話がされています。

結果的には、あと最低1年は、
横山はサクラ証券の社長を続けさせていただきます。
山下にも宣言したとおり、
「お客様からご満足いただけることと、
従業員の幸せを目標としてがんばります。」
もっとも、業績がわるかったらクビになるだけですので、
皆様にもご支援をお願いしたいと思います。

12月16日(水)は、北陸の証券会社を訪問し、
ベトナム株のプロモーションをしてきました。
もっともっと多くの方々にベトナム市場に
参加しておいてもらいたいと思います。
今だからと思っています。

夕方帰宅し、19日が誕生日の息子のために前祝をしました。
最近その事実を知らされて驚いたのですが、
学校で問題児となっているらしい息子とは
この日だけゆっくりと話すことができました。
息子が自分自身を改善していく過程で
2つだけ男の約束をしました。
「弱いものをいじめない」「嘘をつかない」

息子君いわく、
「大丈夫だよ。悪い虫はいなくなったから。」
がんばってね、本当に。
私がいないことが原因なのかもしれないと思って心配しましたが、
奥さんと協同戦線を張って見守っていきます。


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2009年12月24日(木)

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