横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第84回
元気です

ご心配をおかけしました。
無事手術は終了しました。
なんと、朝9時から午後4時半まで
予定時間をオーバーしての手術だったようです。
先生、関係者の方々に本当に感謝しています。

先生いわく、
「神経にくっ付いていた血管を離しました。
その他の部位も細かくチェックしましたけど、
問題はないと思います。」

ハノイから成田に着いた朝、そのまま入院したとはいえ、
体力気力とも万全な状態で臨んだ手術でしたが、
術後しばらく頭痛が続きました。
頭蓋骨に3センチの穴を開けて、脳みそを触っているのですから
当然といえば当然なのですが、
本来、頭痛が全くない人種ですので、
この症状にはちょっとまいりました。

時間とともに痛みは軽減してゆくのですが、
バンクーバーオリンピックで、上村さんが4位に入賞し、
テレビ画面に映る彼女の涙をみていたら
不覚にももらい泣きしてから、痛みがほとんどなくなりました。
やはり、涙を流すことは健康にもいいのですね。
上村さん、ありがとう。本当に立派です。

一方で、マスコミに登場する解説者やアナウンサーの言葉を
そのまま聞いていた私にとっては、
上村さんの予選の順位は、「あれ?」という違和感がありました。

事実、予選上位選手の転倒さえなければ、
予選の順位のままの5位ではなかったのか?
たくさん上位選手がいるんだ。
情報を発信する側の人たちに、
もう少し、多角的に競技を分析し、
ライバルたちの情報も教えてくれさえすれば、
上村さんの挑戦がいかに大きなもので、
この結果がどんなにすばらしいものかということが
もっと理解されたのではないのでしょうか?

久しぶりに、日本に帰ってきて
ズ〜ッと病院のベッドでテレビを見ていますが、
なにか似たような情報の流し方ばかりのように思えてきます。

少し日本が不安です。

同時にサクラ証券(JSI)の社長として、
今後の銘柄や市況などについて
偏った情報にならないよう十分に気をつけなければいけません。


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2010年2月16日(火)

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