横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第85
旧正月(テト)前の挨拶まわり

今週ベトナム市場はお休みです。
休場前の相場は、VNインデックスで500台に乗って終了し、
まずまずの結果だったようです。
そのころは、病院にいましたので大口はたたけませんが、
非常に安定した相場になってきたように思われます。
旧正月明けの来週の最初の相場の動きが楽しみです。

さて、入院する前に
ベトナムでやらなければいけないことがありました。
監督庁などへの挨拶まわりです。

私たち証券会社がベトナムの正月前に
挨拶回りすべき相手としては、
・SSC(日本でいう金融庁)
・ホーチミン証券取引所
・ハノイ証券取引所
・VSD(証券預託センター=投資家の証券取引コード取得)
・SBV(中央銀行=銀行経由で投資目的の外貨持込の許可取得)
・BIDV(証券取引精算銀行=投資家の銀行口座開設)
・税務署
などです。

現地スタッフと相手先及び個人氏名までリストアップし、
現地の慣習に基づいて用意を始めました。
今回は現地スタッフに挨拶回りをお願いしましたが、
“ご挨拶”の際に手ぶらで伺うことはありえません。

現地スタッフの要望としては、ギフトと金銭です。
ギフトは、中国でもよくある、お酒やお菓子、
日曜雑貨品など山盛りにした、あのバスケットです。これはOK。
金銭? これには抵抗ありました。
NO。というと、「ありえない」「みんなやってる」
「やらないと今後業務ができない」と集中砲火的クレームです。

どうやって会社の経費として捻出するの?
「●▲▼」「■×★」
え〜やめてよ。
時間もなかったので信頼できる現地弁護士と相談し、
ある方法論で解決しましたが、
この件が、しばらく続いた頭痛の要因のひとつ
だったかもしれません。


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2010年2月18日(木)

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