横山典生  新米のベトナムビジネス物語

ベトナムの証券会社で
唯一最初の日本人社長です

第99回
あと、一歩。

ベトナムのNO.1アナリストと
ジダン(似)と会合をもちましたが、
酔っ払う前にくどいくらいに念を押しました。

多くの日本の投資家が、このファンドに注目している。
このファンドのパフォーマンスを良くすることが、
君たちの使命であり
日本市場に名を売る絶好の機会だと思ったほうがよい。
とにかく、どんなことをしてもパフォーマンスをあげるべきだ。

金融に携わる者としてはちょっと危険な発言ではありますが、
ベトナムの証券会社は
自己売買部門でも大きな収益をあげている面があります。
空売りや先物など金融取引がまだ高度化していない中で、
収益をあげることができるのは、やはり情報なのです。
早くかつ正確な情報を持っていれば、それなりの動きができます。
この巨大な地場企業グループが
マーケットでシェアトップになったのも、
各企業との強力なネットワークが確立されており、
情報が取れるからだと思ったほうがいいのではないでしょうか。

サクラ証券でも、彼らから情報をもらう提携をしました。
ただし、売買を積極的に行ってもらうことが目的ではなく、
中長期の銘柄を中心として、じっくり買っていただくために、
吟味した内容の情報に絞りたいと思っています。
4月1日よりウェブサイトを刷新しますので、
その中で徐々にご紹介させてもらいます。
言い方が変ですが、徐々に期待してください。

先日、ホーチミン証券取引所から連絡をもらいました。
サクラ証券は、
ホーチミン証券取引所における外国人売買シェアが、
1月10位、2月5位と大躍進したようです。
これも、日本でベトナム株を積極的に紹介していただいている
証券会社の皆様や、いち早く市場に参加してくださった
個人投資家の方々のおかげです。
ありがとうございます。

さあ、次回は100回目です。
どんなお話で締めくくらせていただきましょうか?


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2010年3月23日(火)

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