山本理さんの「男が語る美容に効く話」

第24回
歩くことがイチバン

一口にお年寄りと云いますが
皆さんはおいくつの方がお年寄りだと思われるでしょうか?

還暦を迎えた私の両親の姿を見ていてもそうですし、
来店されたお客様の顔をお一人おひとり思い出してみても、
今の60代や70代の方たちは
精神的にも肉体的にもまだまだお若い方が多いようです。
たとえば60代の方に
「お元気ですね」などと声をかけようものなら
「当たり前だ」と、どやし付けられても仕方ありません。
70代前半でもお元気な人が多いのですから、
誉め言葉のつもりだったとしても、
よくよく考えてモノを言わないといけませんね。

もし、おじいさんやおばあさんという言葉が
人より年齢を重ねていることを意味するならば、
その言葉がふさわしいのは
平均寿命前後にあたる70代後半若しくは80代以上の方だと
云って良いのではないでしょうか?
但し、私は仕事柄、大勢のお年寄りを見てきたためでしょうね、
70歳や80歳前半のお元気な方にお会いしても、
それほど驚きません。 
ビックリするのは85歳前後の方からです。
その方たちを見ていて気づいたことは
普段から長い距離を歩くよう心がけておられたことです。

たとえば、85歳の元教師の女性はご自宅からお店まで、
少なく見積もっても往復で3キロはある道を
歩いてやって来られました。
それもスーパーで買い物袋を両手に持ってのご登場です。
傍目には、かなり重くて大変そうに見えましたが、 
ご本人は何とも思っておられないようで、
平然とされているのには毎度のことながら
ビックリさせられました。

また、88歳の絵描きのおじいさんは
ベレー帽をかぶった姿が非常にお似合いでしたが、
お店の最寄り駅ではなく、その隣の駅で下車され
町並みを楽しみながらやって来られました。

そんなスーパーじいさん、スーパーばあさんを見ていたのですから
60歳や70歳の方が
まだまだ若すぎると言っても叱られませんよね。


←前回記事へ 2008年12月7日(日) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ