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          第25回 
          11月の邱友会に参加しました 
         紅葉も先週で見ごろの時期を終えましたね。 
          「葉っぱ」に若葉や青葉、そして紅葉があるように、 
          人間にも青年期、壮年期、老年期とありますが、 
          紅葉の時期にあたるのは、多くの方が定年を迎え、 
          第2の人生をスタ−トさせる60代からになるでしょうか?  
          どれだけきれいな紅葉色に染められるかが、 
          人生模様を美しいものにするか否かの分かれ道ですが、 
          初めて邱友会に参加した感想は、 
          「邱先生は真っ赤っ赤に染まっておられるなあ」と 
          云うことでした。 
        ところで、読者の皆さんは、これまで邱友会に 
          参加されたことはあるでしょうか? 
          私は今回、初めて先生を間近で拝見したのですが、 
          お元気すぎて腰を抜かしそうになりました。 
        先ず最初に邱先生のお話しがありましたが、 
          1929年の世界恐慌と今回の金融危機との比較から始まり、 
          最近では、永楽帝時代の中国人がコロンブスより以前に 
          アメリカ大陸を発見していたと云う説があるそうで、 
          その航海に使用された復元船を見学に行かれたことなど、 
          失礼ながら、話題が豊富で尽きることなく、 
          また、立ちっぱなしで1時間はゆうに喋り続けられていた 
          そのエネルギーには驚かされました。 
        そして、メインイベントである邱先生による 
          中国株の健康診断が始まると、 
          参加者の方々は 
          おもむろに鞄やポケットから手帖やノ−トを取り出して 
          メモされていましたが、 
          邱学校の特別授業と云った観を呈した、それはまるで、 
          学校の先生がテスト範囲を発表するときに、 
          聞き洩らすまいとする生徒の姿と重なって映りました。 
        そうしてお話しが終わり、普段口にすることのない、 
          フランス料理やワインに舌鼓を打っていると、 
          私の肩を軽く、トントンと叩く人がいました。 
          「アレっ、誰だろう?」と振り向くと、なんとビックリ。 
          目の前に邱先生と秘書の方が立っておられたのです。 
          私は慌てて立ち上がり、ご挨拶をしましたが 
          すっかり、気が動転してしまいました。 
          そのときに、最近まで初対面の人から 
          大学生に間違えられた風貌からでしょうか、 
          先生から「フレッシュさを失わないように」と、 
          言葉をかけていただき、私はとても嬉しく思いました。 
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