山本理さんの「男が語る美容に効く話」

第30回
東西比較 東京編

邱友会の翌日、朝10時すぎにJR巣鴨駅に降り立ち、
私は一路、「お年寄りの原宿」と呼ばれる
巣鴨地蔵通り商店街を目指しました。
当日は縁日ではなかったので、
露店も見当たらず、それほど人も多くありませんでしたが、
高校生の頃、商店街付近を自転車で通学していた義兄によると
縁日には大勢の人がやって来るので
その日ばかりは、いつもとは別の道で学校へ通ったそうです。
それもその筈、その数なんと15万人と云うのですから
圧倒されますね。

巣鴨には漬物屋さんや佃煮屋さんが数多くありました。
私はお土産にしようかな、とも考えましたが
同業のお店が多いので、どの店を選んだら良いのやら迷ってしまい
結局、何も買わずに帰りました。
大好物で常連の人は兎も角として、一見の人たちは
行き当たりバッタリでお店を選ぶしかないようです。
ですので、他より目立った特徴を持ったお店があれば、
皆がその店へ足を運ぶようになるかもしれませんね。

「目立つ」といえば、
私は寡聞にして、これまで知らなかったのですが、
「赤パンツ」と呼ばれる一風変わったお店がありました。
パンツ、靴下、そしてブラジャーと云った商品までもが
赤色で統一されており、
それらを買い求める女性が大勢おられました。
ご存知の通り、赤には元気になるパワーがあると云われていますが
初めて訪れた私は
「エッ、こんなモノまで赤色になっている」と、
目が点になりました。 
私が内心驚きながら、年配の女性たちを見ていると、
下着を手にした、そのなかのお一人が
私の視線に気づかれたようでした。
一瞬、おばあさんが、
恥ずかしそうな表情をされたようにも感じましたが、
そんなわけで、私はちょっぴり気まずい思いをして、
そそくさと巣鴨をあとにしたのでした。
女性って、おいくつになっても女性ですね。


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